上質茶の淹れ方

2018/12/10 ブログ
上質茶の淹れ方

上質茶を美味しく戴くには湯加減、湯の量、茶葉の分量が重要です。

一煎目は、十分に沸騰させたお湯を肌温位までさまし、茶葉をたっぷり(約8~10g)入れた急須に茶葉ひたひたに入れ、1~2分位してから一滴も残さずに小さめの湯呑に注いでください。

最初(淹れ始め)は、水色がうすくても最後の数滴で、味を入れていく感じです。茶葉の養分を抽出すると云った感じかな。

二煎目は、少し高めの温度で抽出時間も短めにして下さい。何故なら、茶葉に十分に水分が含んでいるので、抽出しやすい状態になっているからです。

一、二煎を余り高い温度で淹れなければ、茶葉は然程、開きませんので三煎目以降も美味しく戴けます。

三煎目以降は、茶葉の開き具合を見ながら、湯量、温度共に徐々に多く、熱くしながら淹れ、茶葉が完全に開いたら熱いお湯で十分な湯量で淹れてお飲みください。

上質な川根茶は、煎がききますので、一煎目、二煎目は、お茶を味わい、三煎目以降はお茶を飲むと云った感覚でお茶を楽しんで頂けたら幸いです。

しかしながら、お茶は、嗜好品ですのでお好みの湯加減、濃さで召し上がって頂ければ良いと思います。

ココを気をつければ・・・

(1) 急須には、お湯を残さないで完全に絞りきること。

(2) 出し殻に新しい茶葉を継ぎ足さない。

(3) お茶を淹れる時、一煎、二煎目に限り、急須を左右に振らないこと。

   茶葉が完全に開けば、振ってもよし、ご自由にどうぞ。

(4) 急須に入れるお湯の量は、一、二煎目は容量の半分位にする。

(5) 網目(金属)のある急須は、出来たら避けた方がよい。